
「転職したいけど…自分の市場価値がほぼゼロ。
このままだと希望する企業は無理かも…。
今のうちに資格で市場価値を高めたいけど、何を取ればいいんだろう?
誰か、わかりやすく教えてくれないかな…」
本日の記事ではこんな疑問に答えていきます。
この記事で得られること
- 市場価値ゼロから抜け出すための資格選び
- 資格を採用試験で“刺さる形”で見せる方法
市場価値ゼロでは転職市場で戦えない
近年は転職サービスが充実し、条件の良い求人も増えています。
企業側も優秀な人材を確保するため、待遇改善を進めており、転職市場はかつてないほどチャンスにあふれています。
しかし現実には、その市場の中で「市場価値ゼロ」と見なされる人もいます。
この状態を放置していると、劣悪な環境から抜け出せず、一生心身を削りながら働き続けることになります。
自分の人生を守る防具を備える
市場価値は転職市場において、もはや自分の人生を守る防具です。
年齢や肩書きに関係なく、どこに行っても必要とされる力を持つ人だけが、自由に働き方を選び、理不尽からも距離を置くことができます。
ということで今回の記事では市場価値ゼロの人向けに、「市場価値を高める資格」と取得した資格を採用担当者に刺さる形で見せる具体的な方法を解説します。
最後まで読めば、あなたの市場価値を確実に上げる道筋が見えるはずです。
【市場価値ゼロの人向け】市場価値を高める資格・スキルの選び方とは?


それではまずは結論からお伝えします。
市場価値ゼロの人が市場価値を高める資格は以下の通り。
- 英語系
- 簿記
- IT系
またこういった資格とは別に市場価値を高めるために身に付けておいた方が良いスキルについては以下の通りです。
- マネジメント経験
- 情報収集能力
- コミュニケーションスキル
それではここからは実際に、それぞれの資格やスキルがなぜ市場価値向上につながるのか、そしてどのようにアピールできるのかについて具体的に解説していきます。
市場価値ゼロの人が市場価値を高める資格その1:英語系
英語系のスキルは転職市場のパスポート
英語スキルは依然として転職市場で高い評価を受けているいわば「グローバル案件の扉を開く万能キー」と言っても過言ではない資格の一つです。
特に外資系企業やグローバル展開している日系企業では、英語ができる=即戦力候補という判断をされやすかったりするので、現時点で市場価値ゼロの人でも勉強次第で十分に市場価値を高められるポテンシャルがあるのが英語系の資格です。
実際に求人情報を見ても「TOEIC600点以上」や「ビジネスレベルの英会話」を応募条件に設定している企業は多く、英語スキルが転職市場での入口を広げてくれるのは明らか。
実際、僕自身、30代前半の頃にTOEICを一度受験しましたが、まさかの300点代でかなり落ち込んだ経験もあります…。
そこからは毎日英語学習に励んでいますが、やっぱり英語の重要性は日々感じさせられます。
なぜなら、ステップアップ転職をするには上記の通り「TOEIC600点以上」や「ビジネスレベルの英会話」ぐらいは見たなければなかなか難しいそうですからね。
なので結局のところ、「途中で諦めた人」と「続けられた人」の差は、転職市場でそのまま差になるということです。
おすすめ資格
- TOEIC:600点以上で応募条件クリア、730点以上でビジネス活用レベル
- TOEFL:海外勤務や留学経験アピールに有効
- 英検準1級〜1級:文書作成・交渉など高レベル業務にも対応可
学習目安
初心者ならまず、youtubeなどの中学英語の解説動画などから始めてもいいかもしれませんね。
最低でも名詞や動詞の違いぐらいは知っておいた方が後々の学習も効率的に進めていけます。(経験談)
そのうえでまずはTOEIC500点を目指す学習計画で進めていけばいいかなと。
オンライン教材やアプリを活用することで、独学でも十分到達可能な領域でかなり現実的です。
採用担当者からの見え方
英語資格は「スコア」や「級」という形で数値化できるのが最大の強みです。
履歴書に書くだけで一目で能力が伝わるため、採用担当者からすると「最低限このレベルの英語力がある」と判断でき、安心材料になります。
特にTOEICは目安がはっきりしていて——
・600点台 → 基本的な読み書きができる
・700~800点台 → 実務でのメールや会話対応が可能
・900点以上 → 高度な交渉や資料作成も任せられる
といったように、スコアごとに期待される役割が変わってきます。
また「TOEIC700点+海外クライアントとメール対応を経験」といった形で、スコアに具体的な実務経験をセットにすると、単なる点数以上に説得力を持たせられるでしょう。
市場価値ゼロの人が市場価値を高める資格その2:簿記
簿記は数字という共通言語を話せる証明書
数字に強い人材は、どの業種でも高い評価を受けます。
仮に今の段階で「私、数字とか苦手なんだよね…」って人でも簿記さえやっておくことで数字嫌いを克服する最短ルートを進めたりします。
簿記資格のいいところはやはり「会計・財務の基礎がある=経営全体を理解できる人」という評価を一発で得やすいところ。
なので経理職にはもちろん必須ですが、経理職に限らず営業・事務・管理職など幅広い職種で市場価値を高めてくれる資格です。
実際の求人情報を見ても「日商簿記2級」を歓迎条件に挙げる企業は常に多く、これだけでニーズの高さがわかります。
ちなみに僕の学生時代の後輩は簿記2級を持っていて、Fラン大学からメガバンクから内定を貰っていたのを目の当たりにしたとき、『資格ひとつで評価は変わるんだ…』と悔しさすら覚えました。
こんな感じで簿記の資格を持っているだけで一定の評価を得られる実例を経験したこともあるのでやっぱり簿記は侮れないですね。
おすすめ資格
- 日商簿記3級:経理未経験でも基礎を学べる入門レベル
- 日商簿記2級:採用での評価目安。実務でも通用しやすいライン
- 全経簿記:中小企業や地方企業でも評価されることが多い
学習目安
日商簿記3級であれば得手不得手などがあったとしても、1日1〜2時間学習をこなしていけば2〜3ヶ月で取得できると思います。
しかし日商簿記2級になってくるとやはりもう少し時間を要します。
日商簿記2級は日商簿記3級の知識があることが前提で、だいたい4〜6ヶ月程度ぐらいかなと。
どちらも独学で取得可能だと思いますが、「独学が苦手」って人はオンライン講座や通信教材を使えば、独学であったとしても十分取得可能な領域だと思います。
採用担当者からの見え方
簿記資格は一見、経理系でのみ有効な資格だと思われがちですが、実際には持っているだけでもっと幅広く市場価値を高めてくれる資格だったりします。
なぜなら簿記の資格を持っていることで「数字を正しく理解し、報告・分析できる人」という印象を採用担当者に与えることができるからです。
特に経理系以外の職種である管理職候補や営業職では「損益計算を理解できる」ことが採用の大前提。
「損益計算を理解できる=戦略的に動ける人」と評価される傾向があるので、このあたりを狙っている人は一度、簿記の資格取得を目指してみて損はないかなと。
実際の履歴書では「日商簿記2級(経費削減提案や予算管理に活用)」といった具体例を加えると効果的です。
市場価値ゼロの人が市場価値を高める資格その3:IT系
デジタル時代で生き抜くには最低限知識だけは身に付けろ
DXやクラウドサービス、生成AIの普及により、業界を問わず「デジタル活用できる人材」が急速に求められるようになっています。
IT系の資格は専門職だけでなく、事務・営業・企画職でも市場価値を高めてくれます。
もはやIT系の資格はデジタル時代生き抜いていくための防具と言ってもいいぐらいですね。
たまにメールすらまともに使えない老害上司っているじゃないですか?
そういう人に対して「こんなこともわからないの?」って思ったりすることもありますが、ITの進化はものすごい早さなので今のうちに勉強しておかないと、次は僕たちが老害上司側になってしまう恐れだってあります。
そのとき「最低限の知識や資格って転職だけじゃなく、現職の評価にも影響するんだな…。やっぱり無知だと馬鹿にされるもん…」って痛感しました。
おすすめ資格
- ITパスポート:国家試験。ITの基礎知識とビジネス活用力を証明できる
- 基本情報技術者:より専門的なIT知識とプログラミング基礎をカバー
- MOS(Microsoft Office Specialist):ExcelやPowerPointの実務スキルを可視化できる
学習目安
- ITパスポート
- IT系の資格としては比較的容易に取得が可能と言われています。
なので1日1時間程の学習を1.5〜2ヶ月ぐらいやれば、十分取得可能な領域に行けると思います。
コツとしては過去問を中心にこなしていくのがイイかなって思います。
- IT系の資格としては比較的容易に取得が可能と言われています。
- 基本情報技術者
- 基本情報技術者の試験にはプログラミングやアルゴリズムの基礎も出題されるため、未経験者には難易度がやや高いと感じる傾向があり、1~2か月での取得はなかなか難しいでしょう。
学習の目安は1日2時間の学習で4〜6ヶ月ほど。
特に午後試験対策には過去問の演習が必須。
- 基本情報技術者の試験にはプログラミングやアルゴリズムの基礎も出題されるため、未経験者には難易度がやや高いと感じる傾向があり、1~2か月での取得はなかなか難しいでしょう。
- MOS(Microsoft Office Specialist)
- MOSの出題範囲を見てみると「関数・グラフ・ピボットテーブル」といった即戦力スキルが中心となっています。
なので1科目あたり1〜2ヶ月は実際に操作しながら勉強するのが合格への近道。
- MOSの出題範囲を見てみると「関数・グラフ・ピボットテーブル」といった即戦力スキルが中心となっています。
採用担当者からの見え方
IT資格を持っているだけで「最新のツールやシステムを理解できる人」という印象を与えられます。
特に非エンジニア職でITスキルをアピールできる人はまだ少ないため、差別化に直結します。
今回挙げた3例は「短期間で取れる資格」から「半年レベルで腰を据えて勉強する資格」まで幅があります。
なので自分の転職時期やキャリアプラン、得意不得意に合わせて選ぶのがおすすめです。
市場価値ゼロの人が市場価値を高めるスキルその4:マネジメント経験
30代以降は“管理能力”が問われる年代
30代以降の転職市場で強く評価されるのが「マネジメント経験」です。
企業は肩書きより「チームを動かした軌跡」を重要視します。
どういうことかって言うと、「一人で一人分の成果を出す人」よりも「チームとして何倍もの成果を出せる人」を企業は高く評価します。
なので今後、市場価値を高めたい人は小さな経験からでも積み重ねていくことをおすすめします。
つまり市場価値を決めるのは「プレイヤー能力」よりも「マネジメント経験」になってきているってことですね。
学び方・経験の積み方
マネジメント経験を培っていくのは難しそうって思われる人もいるかと思いますが、決してそんなことはないです。
ただ、やはりいきなりビッグプロジェクトを動かすみたいなことは難しいので自分にできることから少しずつ取り組んでいくのがイイかなと思います。
- 小さなリーダー経験から始める
2~4人程度の数名規模のプロジェクトや後輩のOJT担当でも十分マネジメント経験を積めます
「人を動かす」経験っていうのはチームやプロジェクトの大きさではなく、いかに「経験を積む」かの方が大切です。(経験談)
なのでまずは小さなチームで、自分が「責任を持って動かす経験」を積むことから取り組んでいきましょう。 - 課題解決プロセスを意識する
マネジメントの中では「どんな課題があったのか」と「どう解決したのか」の課題解決が重要です。
マネジメント経験を積むうえで一番重要なのがこの「どんな課題があったのか」と「どう解決したのか」かもしれません。
なので自分がマネジメントに取り組む際は、このプロセスについては必ず記録しておくことを。
「問題発見 → 解決策の提案 → 実行 → 数字で検証」という流れを経験すると、そのまま面接でも強いエピソードになります。 - 「どう解決したか?」の部分は数字を絡める
「どう解決したか?」のところは結果を数字で語れると自分としてもチームとしても、効果的にモチベーション維持になります。(例:売上10%UP、納期短縮5日など)
実際、僕もこれまで何度も部下や新人などのマネジメントを任された経験があります。
やっぱりプレイヤーからマネジメント側になった当初はかなり苦労しました…。
しかし、試行錯誤をしていく中で「マネジメントをしていて気づいたこと」もかなりあります。
具体的な経験談はこちらの「コミュ障な僕にはムリだと思ってた「後輩指導」が自分を変えた話」で詳しく書いていますので気になった人は是非読んでみてください。


採用担当者からの見え方
マネジメント経験がある人は、即戦力として「リーダー・管理職を任せられる人」「チーム全体を成長させられる人」として期待されます。
なのでこのあたりの「自分の立ち位置を正しく理解してチームとして成果を出してくれる人」は、入社後も安定して評価されやすかったりします。
特に30代後半〜40代の転職市場では、個人のスキルよりも「再現性のある成果をチームで出せるか」が評価軸になります。
資格を持っているだけの人とのはこういったところで差が付きやすいので「市場価値ゼロ」って嘆いている人は資格よりもこういった経験重視で市場価値を高めていってもいいかもしれませんね。
市場価値ゼロの人が市場価値を高めるスキルその5:情報収集能力
キャリアの情報戦を制すもの
現代のキャリア形成において、企業リサーチ力は、資格に勝るとも劣らない武器になります。
なぜなら、転職市場は「情報を制する者が勝つ」世界だからです。
僕が初めて転職活動をした頃は、今のようにネットで情報がオープンになっていませんでした。
それこそ、ハロワに行ったり求人サイトを見たり、会社説明会に参加したりすることでしか企業の情報を得る手段はなく、今みたいな口コミサイトもほとんどなかったので、企業の雰囲気や実際の働き方は面接に行ってみるまで分からないなんてことはザラ…。
だからこそ、面接で「ここはちょっとヤバいかも…」と感じて初めて気づく、なんてこともありました。
だけど、今は違います。
OpenWorkやミイダスのような客観評価サービス、転職エージェントの情報を複数照らし合わせれば、待遇や社風、働き方について事前にかなり把握できます。
情報収集を徹底するだけで、転職後のミスマッチは大きく減らせる時代になってきているんです。
どれだけ優れたスキルを持っていても、結局はその能力が発揮できる場所がなけれな意味がありません。
そのためには転職市場の情報戦を制することが重要です。
事前情報もなしに転職活動をした結果、ブラック企業に入ってしまった…。ってなってももはや自己責任でしかないです。
つまり情報収集能力は、転職市場での失敗を回避し、採用担当者の信頼を勝ち取るためのレーダーみたいなもの。
情報を制する者が、転職を制するということです。
実践の進め方
では実際に情報収取能力はどうやって磨いていけばいいのか?
例えばほんの一例を挙げてみると以下のような感じです。
- 客観的評価を使う
- ミイダスなどで「市場価値診断」を受け、自分の年収相場やスキル評価を知る
- 口コミサイトを活用
- OpenWorkや転職会議で、応募先企業の社風や残業実態を把握
- 複数の転職エージェントを比較
- 各社の求人紹介を受けて、自分が市場でどう評価されているかを多角的に確認
こんな感じで情報収集能力を高めていけば単に求人に応募するだけではなく、条件や待遇も含めて自分に合った企業を選べる力が養われていくはずです。
実際、複数の転職エージェントや求人情報を比較して、自分の現在地を正確に理解してから応募する人は、内定率も待遇も有利になるから侮れない。
とりあえずいろいろ使ってみるべし
情報収取能力を高めていくには上記の通り、まずは臆せずにいろいろな転職ツールを触って確かめてみるのがベスト!
実際に僕自身、転職活動のときはオープンワークをめっちゃ使い倒していましたよ。
オープンワークを使って、ある会社の口コミで「残業時間が多すぎる」とか「パワハラ風土がある」とかを複数人が書いていたので応募をやめたことがあります。
そのおかげで無駄な面接を避けられたのは正直助かりました。
やっぱり企業のクチコミが見ることができるだけで、求人の応募前に企業の雰囲気をなんとなくだけでも把握できるのは求職者からするとかなり助かります。
それにここで得た情報や「もっとここが知りたい!」っていうのをもとに面接でも質問ができるから、転職後のミスマッチも潰していけるかなと。
→オープンワークはこちらからどうぞ
ちなみにオープンワークの使い方についてはこちらの「オープンワークでわかる!良い会社の特徴3選|失敗しない会社選びのコツ」を参考にしてみてください。


市場価値ゼロの人が市場価値を高めるスキルその6:コミュニケーションスキル
結局最後に効いてくる潤滑油
どんなに資格や専門知識を持っていても、職場で信頼関係を築けなければ成果を最大化することはできません。
要は「資格にはできないけど、最後は必ずこれで差がつく」っていうのがコミュニケーションスキルです。
だからこそコミュニケーションスキルとして例えば協調性、交渉力を今のうちに磨いておくことは市場価値を高めるための一つの手段ですし、転職市場でも意外と重宝されれいるのも事実です。
もはやすべての業務の根幹はコミュニケーションスキルが根幹になっていると言っても過言ではない程です。
特に30代以降は「一人で黙々と作業できる人」よりも「周囲を巻き込んで成果を出せる人」の方が圧倒的に評価されます。
コミュニケーションスキルが高い人であれば、チーム内で円滑に業務を進めることができるし、組織全体のパフォーマンスを向上させらることも可能ですからね。
僕もコミュ障だけどこうやってうまくやってる
正直に言うと、僕自身は昔から人とのやり取りが得意ではありません。
会話のキャッチボールも下手だし、いわゆる「コミュ障」なタイプです。
でも転職活動や仕事を通して強く感じたのは、「コミュ障だから…」と言い訳してしまった時点で成長のチャンスを閉ざしてしまう ということ。
だから雑談が上手いとか、話し上手であるとかは実際のところあまり必要ではないんです。
むしろ「相手の話をきちんと聞く」「レスポンスを早くする」など、仕事を円滑に進めるための基本的な姿勢さえあれば、採用担当者からは「一緒に働きやすい人だな」と思われます。
僕も完璧に会話が上手いわけではないけれど、「まず相手の話を最後まで聞こう」「伝わりやすい言葉で返そう」とまずはそこだけを意識するようにしています。
それだけでも相手との関係性はグッと変わります。
要は「コミュ力ゼロ」からいきなり「話術の達人」になる必要はない。
「コミュ障だから」を言い訳にせず、小さな改善を積み重ねること が、転職市場での強みになるのです。
実践の進め方
コミュニケーションスキルって聞くと「なかなか簡単にはいかなさそう…」思われる人が多いと思いますが、いきなり「誰とでも話せ」とかはさすがに誰にでも難しいので、まずは小さなことから着実に積み上げていくのがおすすめです。
ここでもコミュニケーションスキルの磨き方の一例を挙げてみます。
- 聞き役に徹することを意識してみる
- 相手の話を途中で遮らず、要約して返す習慣を持つ。特に管理職になると部下の話を聞く方が重要になってくる。
- 上手い人の真似をしてみる
- 上司や同僚など日頃から「この人コミュニケーションがうまいな」って人の真似をしてみると、自分の改善点も明確になり易いです。
採用担当者からの見え方
僕自身、面接官をやったことがありますが、採用するかしないかって最終的には「この人は一緒に働きやすいか?」っていうところが重要な評価基準になってくるんですよね。
だからどんだけ輝かしい経歴だとしても最低限の受け答えができない人はなかなか希望の職場を見つけることが難しくなってくると思います。
逆に最低限の受け答えができ、そのうえで実績を語れると、単なる「話がうまい人」ではなく「そのうえで成果を出すためのコミュニケーションができる人」として評価されることが多いと思います。
ご参考までに!
資格とスキル、両方を武器にすることで市場価値は一気に高まる
記事の前半部分では「実際に市場価値ゼロの人がどうやったら、市場価値を高めることができるのか?」というポイントで僕がおすすめする「資格」と「スキル」について紹介してきました。
資格の取得は市場価値を高める強力な武器になるのは言うまでもありません。
ただし、「資格さえ持っていれば転職市場で無双できる」と高をくくってはいけません。
やはり面接官も人間——。
資格だけでなく実際には実務経験やスキル、人となりなどの掛け算によって、初めて評価につながります。
つまり、資格やスキルを持っているだけで安心せず、どのように活かせるかを整理して伝えることが重要です。
ということで、最後は資格とスキルそれぞれの特徴について、もう少し詳しく整理していきます。
それぞれには次のような特徴があります。
資格=証明できる武器
資格には「客観的な証明」という大きな価値があります。
「この人はこの分野について一定以上の知識を持っている」ということを、採用担当者にわかりやすく示せるからです。
僕自身、これまでに資格がある人とそうでない人を比較される場面を何度も見てきました。
実務経験が同じくらいなら、やはり資格を持っている人のほうが安心感を与えるのは間違いありません。
つまり資格は、転職市場でいわば 履歴書に載せられる「武器」 です。
スキル=経験で育てる武器
一方で、スキルは実務経験の中で磨かれていくものです。
マネジメント力やコミュニケーション力、情報収集能力などは試験で証明するのが難しくても、日々の業務を通じて蓄積されます。
例えば僕自身も、人をまとめる役割を担ったときに「資格はなくてもマネジメント経験があるから頼られる」という場面がありました。
これも立派なスキル=武器なんです。
資格が「外部に見える力」だとすれば、スキルは「現場で生きる力」ってイメージですね。
市場価値を高めるには 資格とスキルの両輪 を持っておくことが重要
結局のところ、転職市場で強いのは「資格」と「スキル」をバランスよく持っている人です。
資格があることで土俵に上がれ、スキルがあることで選ばれる。
どちらか片方だけでは不十分で、資格で扉を開き、スキルで信頼を勝ち取る。この両輪をそろえることが、市場価値を一気に引き上げるポイントです。
資格で「土台」を作り、スキルで「実際の活かし方」を示すことで、採用担当者に「この人は即戦力になりそうだ」と強く印象づけられるでしょう。
ここまで来たら市場価値ゼロの人もあとは行動するだけ!
ここまで読んで「自分にはまだ資格もスキルも足りないな…」と感じた方もいるかもしれません。
でも大事なのは、今の自分の“市場価値ゼロ状態”を正しく認識できたことです。
そこに気づけたなら、あとは行動あるのみ。
- 資格の勉強を始める
- 今の仕事の中でスキルを意識的に磨く
- 転職エージェントや診断サービスで自分の立ち位置を知る
こうした小さな一歩を踏み出すことで、あなたの市場価値ゼロだったキャリアは確実に変わっていきます。
それでもまだ自分の市場価値で悩んでいる人
ここまで読んで「市場価値ゼロでも資格とスキル次第で市場価値を高めることはできる」と納得してもらった人が多いと思います。
しかし一方でまだ「自分の市場価値はまだゼロかもしれない…」と感じている方もいるはずです。
市場価値ゼロの状態では、今の仕事で小さなストレスや苦労を抱えながらも、次の一歩を踏み出すのが難しいこともありますよね。
資格やスキルのことは一旦忘れてもOK
そんな方は資格やスキルは一旦置いといて、まずは視野を広げることに専念したほうがいいです。
効率よく人生の選択肢を広げるためには役立つ転職エージェントが適任だったりします。
詳しくはこちらの「【厳選】今の仕事で少しでも「うざいなぁ…」と思ったことがある人が検討するべき転職エージェント3選」がおすすめ!
この3つのエージェントは実際に僕も利用していたし(しかも無料で利用できる)、市場価値ゼロでも効率的に求人をチェックできる。
更に言うと、自分で一から「この求人、市場価値ゼロな私でもいけるかな?」と不安になりながら探すよりも、転職エージェントに現状を話したうえで、プロに探してきてもらった方が確実に結果が得られやすかったりします。
これは言うまでもなく、多くの方が実感していることだと思います。


市場価値ゼロから抜け出す!資格で市場価値を高める方法のまとめ


市場価値ゼロの人がどうやって市場価値を高めていくべきか?
本日の記事では、市場価値ゼロの人はどんな資格やスキルがあれば市場価値が高まるのか?というテーマで僕の経験をもとにおすすめの資格とスキルを紹介してきました。
おさらいをすると以下のような感じでしたよね。
- 市場価値が高まる資格&スキル6選
- 英語系
- 簿記
- IT系
- マネジメント経験
- 情報収集能力
- コミュニケーションスキル
- 資格とスキルの両方をそろえることで、市場価値はゼロから一気に高まります。
資格もスキルも市場価値を高めるためにはそれぞれとても重要な要素です。
しかし、大切なのは「資格を取ること自体」ではなく、それをどう活かしていくか、というところ。
そのため資格を取ったうえで、スキルを日々磨く必要があるということ。
たとえ、今の市場価値がゼロだとしても、今この瞬間から行動を始めれば、あなたの市場価値はゼロからプラスに変わり始めます。
30代以上の転職は本当に地獄なの?
もし自分の市場価値や転職での立ち位置に不安がある場合は、僕の実体験をまとめたこちらの記事も参考になるはずです。
→「30代、40代の転職は本当に地獄なのか?サラリーマンブログをやっている僕が実体験をもとに今の時代の転職について解説します」
ぜひこの機会に読んでみてください。

