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自転車用ヘルメットを未着用の事故が悲惨すぎた…その末路を解説します

自転車用ヘルメットを未着用の事故が悲惨すぎた…その末路を解説します

※本ページはプロモーションが含まれています。

こんにちは!saiです!

2023年4月から自転車用ヘルメットの着用が努力義務化となったのはもうみなさんご存じですよね?
僕もこれに伴い、既に下記の2つの記事を書きました!

そして今回は自転車用ヘルメット記事のpart3として「自転車用ヘルメット未着用の事故」についてです!

ヘルメット未着用での事故にはどんなリスクがあるのか?
ヘルメット未着用で事故に遭った人の末路はどうなのか?

このあたりについて解説していきます!

ヘルメット未着用の事故の悲惨さを知らない人
ヘルメット未着用の事故の悲惨さを知らない人

ヘルメットの重要性はわかっていますよ!

でも事故に遭わなければいいんですよね?

大丈夫です!

僕、事故には気を付けているので無縁ですから!

こんな感じの考えの方々には役に立つと思います!

ただ自転車ではケガはもちろん、保険などを検討することも必要です。

車や自転車の損害保険は医療保険などと違って加入は絶対にした方がいいです!
ただ「車の保険ってどこに相談すればいいの?」「自転車の保険ってどうやって加入するの?」って人もいると思います。

また、こちらの「【プロが解説】交通事故に遭った当事者は最初にどうするべきなのか?【車でも自転車でも同じ】」を参考にしている人も多いです。

それでは本題の方も早速見ていきましょう!

目次

自転車ヘルメット未着用時に事故に遭うとどうなるか?そのリスク3選をご紹介します!

自転車ヘルメット未着用時に事故に遭うとどうなるか?そのリスク3選をご紹介します!

自転車用ヘルメットを未着用時のリスクってなに?
こんな感じの思いを持っている人も多いのではないでしょうか?

その答えは簡単で「万が一の事故の際にケガをしたり、最悪の場合は死に至ることがある」というだけです。
ただこれが自分の子供大切や人だったら心配になりますよね?

次の見出しから具体的に解説していきます。

自転車用ヘルメットを未着用時の事故での具体的なリスク3選

ヘルメット未着用時の事故では次の3つのリスクがあります。

ヘルメット未着用時のリスク3選

  1. ケガの重症化リスク
  2. 後遺障害のリスク
  3. 死亡のリスク

どれも似ているように感じると思いますが、それぞれはかなり深刻だったりします。
順番に解説していきますので次の見出しへどうぞ!

自転車用ヘルメット未着用のリスク1:ケガの重症化リスク

まず1つ目のリスクはケガが重症化しやすいというものです。

自転車利用時の事故で一番怖いのはケガです。

身体の中で最も大事なところは頭というのは言うまでもありませんね。
頭部外傷と言ってももちろん軽度なものから重度のものまでいろいろあります。

比較的軽度な頭部外傷

  • 皮下血腫(たんこぶ)

比較的重度な頭部外傷

  • 頭蓋骨骨折
  • 脳震盪
  • 脳挫傷

特に下2項の「脳震盪」「脳挫傷」については脳への影響の恐れがあります。

脳はへの影響の有無はものすごく重要です!
万が一、くも膜下出血急性硬膜外血腫脳室内出血急性硬膜下出血などがあると重度の後遺障害が残ったりする可能性が高いです。

そのためくれぐれも頭へ力が加わるようなことがないよう!
ヘルメットの着用に努めましょう!

また事故の際に頭を強く打った場合などはすぐに病院へ行くことをおすすめします!

自転車用ヘルメット未着用のリスク2:後遺障害のリスク

2つ目のリスクは後遺障害のリスクです。
前の見出しでも書いた通り、脳への影響があるケガでは後遺障害が残ってしまうリスクが高まります。

後遺障害については自賠責保険において1~14級の等級で表すことができます。

詳しい等級については国土交通省の「後遺障害等級表」に記載されていますので参考にしてみてください。

自転車用ヘルメット未着用のリスク3:死亡のリスク

そして最後のリスクが死亡についてです。
下記のグラフは以前からも紹介している「自転車利用時の致命傷となった部位」の比較グラフです。

こちらのデータは主に警視庁のHP(自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~)より引用しています。

自転車利用時の致命傷となった部位のグラフ

出典:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

ご覧の通り、頭部へのケガがきっかけで死亡に至るケースが半分以上を占めています。

簡単に言えばヘルメット未着用で頭部にケガを受けるとやばいってことです!

ヘルメット未着用では万が一の時に不十分すぎる

ヘルメット未着用では事故の際のリスクが高すぎるっていうことはお分かりいただけましたでしょうか?

特にお子様が自転車を利用する際は気を付けましょう!
なので僕からは言えることは早めにヘルメットを着用する習慣をつけましょう!っていうことぐらいです!

かわいいヘルメットが気になる方はこちら!

自転車のヘルメットが気になる方は下記からどうぞ!
かわいいヘルメットが多いです!

マイクロスクーター公式サイト

ヘルメット以外にも備える必要あり!

また、自転車利用時の事故に備えるには自転車保険で備えるのもかなりアリです!
自転車保険は自分のケガはもちろん、事故相手への賠償をつけるべきだと僕は思っています!

自転車ヘルメット未着用の事故が悲惨すぎる…過去の事例を使ってその末路を紹介します…

自転車ヘルメット未着用の事故が悲惨すぎる…過去の事例を使ってその末路を紹介します…

これまで自転車利用時のヘルメットの着用が非常に重要と解説してきました。

ただ、一方でヘルメット未着用の事故ではどんな末路になると思いますか?
ここでは過去の裁判例をもとにその末路をご紹介していきます。

参考の判例は金沢地裁 平成18年10月11日判決 自動車保険ジャーナル・第1705号のものです。

ヘルメットを着用せず大人用自転車を運転して事故が発生した人の末路

事故の概要を簡単に説明するとこんな感じです。

事故の概要

  • 12歳の弟が大人用自転車を運転
  • その後ろには13歳の姉がヘルメット未着用で乗っていた二人乗り状態
  • 交差点で乗用車と衝突
  • ヘルメット未着用の姉が脳挫傷などのケガを負った

こんな感じです。

事故状況は交差点で乗用車と衝突

自転車の事故相手で最も多いのは車です!

下記のグラフは自転車事故の死亡・重症事故件数を事故の相手別で比較したものです。
こちらのデータは警視庁のHP(自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~)より引用しています。

自転車事故における死亡・重症事故の事故相手別グラフ

出典:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

自転車の死亡・重症化事故でで最も多い事故相手は車です!
自転車は車から見ると交通弱者です。
そのため自転車利用時は自衛することもかなり重要だったりします!

また事故状況として最も多いのは交差点での出会い頭衝突による事故です。

下記のグラフは自転車VS車での事故で死亡・重症事故の事故状況別で比較したものです。
こちらのデータは警視庁のHP(自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~)より引用しています。

自転車VS車 事故状況別グラフ

出典:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

実は、こういったデータは自己防衛にかなり重要です!
なので自転車利用時の危険な場所や相手は覚えておいた方がいいです!

また逆に自分が車を運転するときなどは加害者にならないように交差点などは気を付けましょう!!

ヘルメットを未着用で脳挫傷…その末路は常時介護が必要な後遺障害を負うことに…

参考判例ではヘルメット未着用だったため脳挫傷を負っています。
その結果、最終的には常時介護が必要な後遺障害が残ってしまっています。

これだけでもヘルメットが重要なことはわかりますね。

自転車利用時におけるヘルメットの有無における致死率の比較

下記グラフは自転車利用時のヘルメット有無による致死率の比較です。
こちらのデータは警視庁のHP(自転車は車のなかま~自転車はルールを守って安全運転~)より引用しています。

自転車利用時のヘルメットの有無による致死率の比較グラフ

出典:https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/bicycle/info.html

ご覧の通り、ヘルメット着用時は未着用時と比較して47%も致死率が軽減しています。
この結果だけでもヘルメットの有用性がわかりますね!

ヘルメット未着用が要因で重大な障害を残すことになったので過失割合が45%適用された

裁判所の判断は下記の通りです。
一部を抜粋して引用しました。

裁判所の判断を簡単に引用

自転車には(~略~)ヘルメット等も着用していないまま後輪を止めてあるネジの上に立つという、本来想定されていない方法で被害自転車に同乗していたものであり(~略~)本件事故による同人自身の損害を拡大させたことも否定できない。

https://www.jiko-sos.jp/damages/damages6/01225a/

ご覧の通り、ヘルメット未着用が重度の後遺障害の要因と認められてしまっています。
その結果、自転車側にも過失割合が45%も発生しています。

ヘルメット未着用時の事故での末路は悲惨すぎる

ご覧いただいた通り、自転車利用時のケガは重症となる可能性が大きいです。

またヘルメット未着用や運転方法が適切でない場合は自転車側の過失が問われるケースもありそうです。

そういったリスクから自分や大切な子供を守るにはまずは事故に遭わないことが重要です。
そして万が一遭ったとしてもヘルメットなどでケガや後遺障害などのリスクを最小限にしておく必要があります。

また自転車の保険などを検討することも場合によっては必要です。

車や自転車の損害保険は医療保険などと違って加入は絶対にした方がいいです!
ただ「車の保険ってどこに相談すればいいの?」「自転車の保険ってどうやって加入するの?」って人もいると思います。

自転車用ヘルメットについてのQ&A

最後に自転車事故に関連するよくある質問を見ていきましょう!

自転車に乗る際ヘルメットが努力義務化されましたが、自転車保険の方はどうなるんでしょうか?

Q
自転車に乗る際ヘルメットが努力義務化されましたが、自転車保険の方はどうなるんでしょうか?
まだ努力義務化なので、ヘルメット被ってなく事故にあっても保険が適用されるのでしょうか?
A

保険会社の約款によると思います。
心配な方は一度保険会社へ相談することをおすすめします。(筆者にて回答)

最近自転車のヘルメット着用が努力義務になりましたが法律で罰せられる訳ではないですか?

Q
最近自転車のヘルメット着用が努力義務になりましたが、先日警察官の方が自転車の人に声をかけてヘルメットの着用を促していました。
努力義務なので法律で罰せられる訳ではないですか。
A

警察の声掛けは、単なる声掛けです。
なので罰則が無いので法律で罰せられる事は無いですが、声掛けはされ続けるようです。

もしヘルメット着用してなくて事故に遭えば保険の査定に関係しますか?

Q
自転車のヘルメット着用義務について、もしヘルメット着用してなくて事故に遭えば保険の査定に関係しますか?
A

既にご紹介した前見出しの判例に当てはめれば不利になることもあります。
万が一の時があるので、ヘルメットはなるべく着用しましょう!

まとめ

まとめ

それでは最後に本日の記事のまとめます!

本日のまとめ

  • 自転車利用時のヘルメット未着用にはリスクあり!
    • その1:ケガの重症化
    • その2:後遺障害
    • その3:死亡
  • ヘルメット未着用の事故の末路が悲惨すぎる…
    • 結局ヘルメットなどで自衛するしかない!

こんな感じですね!

僕は保険業界で10年以上事故処理に携わってきています!

この記事を書いている僕は保険業界で10年以上事故処理に携わってきています!

なので今回紹介した判例のような事故も何度も触れてきました。
今回の記事ではあまり専門的な内容にならないように僕なりに工夫してみました。

当ブログ【saiblog】では子育て世代を応援することが目的です。

ヘルメット着用の努力義務はヘルメット着用を習慣化するいい機会です!
自分はもちろん、大切な家族や子供を守るための第一歩としてヘルメット着用を心がけてみましょう!

ただヘルメットだけでは不十分なところがあるのも事実です。
自転車事故の恐ろしさは今回の記事でもお分かりいただけたと思います。

そんな方は次に自転車保険なども検討されることをおすすめします!

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この記事を書いた人

本業ではサラリーマンとして10年以上働いています。
毎日終電帰宅の超絶ブラック職場から毎日定時帰宅のホワイト職場への転職歴あり。ホワイト職場で今の妻と出会い社内結婚。ホワイト職場では優秀社員として受賞歴あり。
そんなサラリーマンの酸いも甘いも味わった僕が、このブログ通して30代の男性サラリーマンに有益な情報を発信していきます。

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