- 「最近すぐイライラしてしまう…」
- 「子どもやパートナーに優しくできない自分が嫌だ」
こんな風に感じている人はいませんか?
これ、もしかしたら「心の余裕がない状態」かもしれません。
こんにちは、saiです。
僕は29歳で結婚し、今は二児の父として、なんとかそこそこ普通の暮らしをしていますが、若い頃は全然違いました。
本当に、今思い返すと心に余裕なんて1ミリもなかった気がします。
当然、貯金はゼロ。
毎日お金の心配ばかり。
そのせいで常に不安な状態だったし、「転職したい」と思ってもなかなか踏み出せない。
でもある時、ふと気づいたんです。
「あれ? 結局、心の余裕って「お金の余裕」なんじゃないか?」
なので実は、心の余裕がない状態を引き起こしている本当の原因は、お金の余裕がないこと。
つまり貯金が原因だったりするかもしれません。
これは僕が実体験として強く感じたことです。
以前こんなツイートをしました
貯金がないと様々なデメリットが生じます。例えばやりたい仕事があるのにスムーズに転職できないなど。要はリスクが取れないってこと。それになんだかんだ貯金があることで心に余裕が生まれやすいかなって思っています。心に余裕がないと他人にも妻や子どもたちにも優しくできなかったりします。
— sai🦏 (@sailabo202210) July 6, 2023
貯金がないと様々なデメリットが生じます。例えばやりたい仕事があるのにスムーズに転職できないなど。要はリスクが取れないってこと。それになんだかんだ貯金があることで心に余裕が生まれやすいかなって思っています。心に余裕がないと他人にも妻や子どもたちにも優しくできなかったりします。
午前0:20 · 2023年7月7日
というわけで、今回はこのテーマを掘り下げていきます。
本日の記事について
というわけで今回の記事では、「心の余裕がない人は、まず貯金から始めた方がよく、貯金は全く無駄ではないぞ」ということについて、僕の実体験をベースに解説していきます。
「貯金なんて意味ないでしょ」
「貯めてもどうせ無駄」
こんな気持ちが少しでもある人こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
【心の余裕を持つには?】お金の余裕がないことで起きるデメリットとは?

結論:「心の余裕=お金の余裕」
「心の余裕を持つには実際どうしたらいいのか?」と悩んでいる人に、僕がまず伝えたいのはこれです。
これは精神論というわけでは全くなくて、あくまでも現実の問題として言ってます。
なぜなら僕自身の経験上、心の余裕がなくなったときは、ほとんどの場合「お金に困っていたとき」でした。
すなわち「貯金」がないってことですね。
では実際に貯金がなかったことでどういったデメリット起こるのか?
順番に解説していきます。
【貯金は無駄なのか?】心の余裕がない人は、お金の余裕を作るべき
「お金の余裕がない=貯金がない」と考えた時、生じるデメリットは大きく分けて以下の4つがあります。
- 挑戦できない
- 短期的な行動しか取れなくなる
- 精神が安定しない
- 信用が得られない
こうやって一覧にすればこれまで「貯金なんて無駄だろ」って思っていた人たちでも割と「心の余裕=お金の余裕」というのが簡単に理解できるはず。
ここからわかるのは、「お金の余裕がないと人生のリスクが格段に高くなる」ということです。
お金の余裕ってなんなの?
「お金の余裕って何?」
「今の時代給料が上がっていくのは大企業だけだぞ…」
こんな感じで思った人もいるかもしれませんね。
確かにいきなり「お金の余裕」とか言われてもわけわからないですよね。
なので、今回の記事で言っているお金の余裕とは、「貯金」というように考えていきましょう。
「貯金は無駄」と言ってバカにする人もいる
正直、僕も昔は「貯金なんて無駄じゃない?」ってバカにしていました。
でも実際には、お金の余裕があることで心の安定が生まれるって、あとから痛感したんですよね。
今なら「若い時こそ少しでも余裕を作る工夫をした方がいいな」と本気で思ってます。
- 「貯金なんてしても無駄でしょ」
- 「若いうちは自分に投資したほうがいいでしょ」
確かにこういった考え方も一理あります。
でも、こういう人ほど人生が固定化してしまい、なかなか好転するきっかけが掴めないんじゃないかなと。
そうすると結果的に一生不平不満を言っているだけの人生で終わっていってしまう…。
こんな人生にならないためにも、次の見出しから具体的に心の余裕がない場合のデメリットを解説していきます。
貯金がないことで起きるデメリット1:挑戦できない
- 「転職したい」
- 「マイホームを持ちたい」
- 「子どもを留学させたい」
人生にはやってみたいことがいろいろありますよね。
でも、お金の余裕がないと、それを実現するチャンスがことごとく潰れてしまうんです。
挑戦してみたいけど、お金の余裕がないから諦めてしまう例
- やりたい仕事があるから転職したい!
- → でも今の仕事も忙しいから転職活動を同時並行で進めるのは無理…。かといって今の仕事を退職すると来月から生きていけない…。
- マイホームを購入したい!
- → でも貯金がないからローンでたくさん借入しないといけないな…。かといってたくさん借入すると月々返済していくのキツイな…。
こうやって挑戦できないまま、年齢だけ重ねていく。
これって地味にしんどいですよね。
僕自身の体験談
ここで僕の体験談をご紹介しておきます。
正直、これだけ見てみると当時は本当に最低の人間だったなと思います…。
僕自身、若い頃は友人と飲みに行きまくってたり、パチンコに行ってたので全然貯金できなくて…。
当然「次の給料までどうしよう…」なんてことは結構頻繁にありました。
なので若い頃は常にお金の心配をしていたこともあり、「やりたいことに挑戦」みたいなマインドになるわけもなく、若い時期は過ぎていったしまいましたね。
こんな過去があった僕でも今はちゃんと貯金しているし、マイホームを購入することもできました。
要するに「貯金すれば行動力が上がる」ってだけです。
だから貯金は全然無駄じゃありません。
今、心の余裕がないって人はお金の余裕がない可能性がかなり高い。
なのでまずは「お金の余裕=貯金」と考えてみて、今日から貯金すればいいだけの話です。
貯金がないことで起きるデメリット2:短期的な行動しか取れなくなる
お金の余裕がないことで生じるデメリット2つ目は「短期的な行動しか取れなくなる」です。
どういうことかというと、貯金がないと人はどうしても「目の前の今日」を乗り切ることで精一杯になります。
僕がよく直面した状況
- 今月の給料がなくなってきたけど、給料日までどうやって生き延びよう…。
- お金ないけど今日のご飯どうしよう…。
こんな経験をしたことがあるって人は結構多いのではないでしょうか?
僕自身、学生時代はほぼ毎日金欠状態でしたので、こういった人たちの気持ちはかなり良くわかります。
こんなふうに「生き延びるだけ」で頭がいっぱいになってしまうと、当然ながら5年後や10年後の目標なんて立てられません。
要するに「短期的な行動しか取れなくて視野が狭くなっている状態」です。
もちろんこんな状態で心に余裕があるはずもない…。
これはデメリットでしかありません。
子どもや家族のことを考えると尚更ですね。
貯金がないことで起きるデメリット3:精神が安定しない
貯金がないことで生じるデメリットは「精神が安定しない」ってこともあります。
実際、昔からある言葉で、まさにこの状態を表してるものがあります。
貧すれば鈍するっていうことわざをご存じですか?
貧すれば鈍する
貧乏になると性質や頭の働きまでも鈍くなる。また、貧乏するとどんな人でもさもしい心をもつようになる。
引用元:https://kotobank.jp/word/%E8%B2%A7%E3%81%99%E3%82%8C%E3%81%B0%E9%88%8D%E3%81%99%E3%82%8B-614661
これは「お金に困ると心や頭の働きまで鈍くなる」という意味のことわざです。
つまり、お金(ここでは貯金)がないと人間らしさまで失ってしまうということですね。
手っ取り早く心の余裕を持つには「貯金」がおすすめ
逆に、ちゃんと貯金がある人は「自信」と「安心感」があります。
だからこそ、心の余裕を持てているのかなと。
なのでたとえ少額でも「貯金してきた」という事実が重要だったりします。
なぜなら、貯金ができる人は「ちゃんと貯金があるという確かな事実」や「自制して貯めてこれたという自信」みたいなものが生まれます。
こういう小さな成功体験があるだけで人生の安心材料になります。
だからこそ、災害や病気、勤め先の倒産などの不測の事態が起きても「何とかなる」という気持ちでいられるんですよね。
貯金がある人はみんな大らか
ちなみに余談ですが、貯金がある人は「は性格が大らかで優しい人が多い」と思っています。
完全に僕の独断と偏見です。
なので、いろいろな人から「貯金があっても性格が悪い奴も多い」みたいな反論がありそうですが、今回は大目に見てやってください。
それに「お金持ちはケチで性格が悪い」って言われがちですが、僕は全く逆かなって思っています。
心に余裕があるからこそ他人に優しくできたり大らかで優しくなれたりするのではないかなと。
逆に心の余裕がない人は前述の通り、視野が狭くなりがち。
これが人の対応に差が出る原因ですね。
貯金がないことで起きるデメリット4:信用が得られない
貯金がないことで生じるデメリットは「信用が得られない」ってこともあります。
お金の余裕がないと聞くと、真っ先に生活の不安やメンタルの問題が思い浮かぶかもしれませんが、実はそれだけじゃなかったりします。
社会において「貯金=信用」は非常に重要な資産であり、それを得る上でもお金の余裕は必要以上に大きな要素です。
たとえば、こんな場面で「信用」の差が出る
- 住宅ローンやカーローンなどの審査で「属性」や「貯蓄額」が重視される
- 家族や友人から「頼れる人」と見られるかどうかに関わってくる
- 取引先や上司から「こいつは生活が安定しているから落ち着いて仕事できるな」と信頼されやすい
つまり「信用」というのは、実は「無意識のうちに判断されている」ということ。
もちろん、人間性がすべてではありますが、現実問題として「金がない(貯金がない)」というだけで「信用されにくい土俵」に立たされてしまうのは避けられません。
僕自身のエピソード:貯金ゼロのときは何を言っても説得力がなかった
これも僕自身の過去の話になりますが、昔はほんとに貯金ゼロで、正直「信用されてないな」と感じる瞬間が多かったです。
- 家族に「ちょっと大きな買い物したい」と言っても「本当に大丈夫?」と疑われる
- 友人と旅行の話をしていても「お前は金ないからな」と言われる
- 職場で「何か新しい提案」をしても「こいつ余裕ないのに余計なことを…」みたいな空気になる
当時は「なんでわかってくれないんだよ」と思っていましたが、今になって振り返れば「そりゃそうだよな」って感じです。
なんたって、貯金ゼロの男に何を言われても説得力ないですから(笑)
でも、貯金ができるようになってからは明らかに周囲の対応が変わったのを実感しています。
だから、貯金は「自分を守る武器」であり「信用を積み上げる資産」だとも思ってます。
最初は少額でキツイかもしれませんが、徐々に金額が積みあがっていけばそれだけ精神的にも成長を実感できるはずです。
それがあなたの信用になります。
社会では実際にあなたのお金の余裕を基準に考える人も多い…。
だったら無理に逆張りせず、素直に「お金の余裕=貯金」を持てばいいだけ。
要するに「さっさと貯金しよう」ということ。
心に余裕がない人が知っておくべき4つの無駄のないお金の使い方【貯金が重要】

記事の前半部分では、「心の余裕=お金の余裕」そして「お金の余裕=貯金」という風に心の余裕がないことで起こるデメリットを解説してきました。
つまり貯金は無駄ではないということです。
とはいえ、お金の余裕ばかりに気を取られて若いときになにも経験しないのは本当にもったいなかったりします。
冒頭でもお話しましたが、「若いうちは自分に投資」みたいなものは半分賛成で半分否定って感じというのが僕の考えです。
その理由は若い人の中には自己投資と浪費の区別がつかない人が大勢いるから。
なのでお金の余裕がないことのデメリットを理解した人のために、記事の後半部分からは「心の余裕を持つために知っておくべきお金の使い方」を解説していきます。
心に余裕がない人が知っておくべき4つの無駄のないお金の使い方【結局貯金が重要】
心に余裕がない人は「お金の余裕=貯金」をまずは優先するべきと記事の前半部分では解説してきました。
ただ、こんなことを思った人も少なくないはず。
「ただ貯金するだけの人生はなんだかつまらなさそう…」
「若いうちはいろいろな体験に投資した方が良いってよく言われているけど…」
「多少の無駄遣いぐらいはいい気がするけど…」
これ、全部正しいと思います。
お金って「ただ貯めるだけ」では、かえって心がすり減るんですよね。
なので心の余裕を持つには、貯金だけじゃなくてお金の使い道も大事になってきます。
心に余裕がない人が知っておくべき4つのお金の使い道
お金の使い方をざっくり分けると、以下の4つです。
- 消費
- 浪費
- 貯金・貯蓄
- 自己投資
特に、若い人は浪費と自己投資を混同しがちだったりします。
この違いを簡単に言うと、浪費はただの贅沢であり、自己投資は将来使ったお金以上のリターンが見込まれるものということです。
なので、自己投資って言うのは簡単ですがリターンについて考え始めた途端に難しくなったりします。
「浪費」と「自己投資」の違い、わかってますか?
「浪費」と「自己投資」、この二つは簡単に言えば、
- 浪費=気持ちを満たすだけの使い道(リターンなし)
- 自己投資=将来的にリターンが見込める使い道
……
なのですが、実際にはこれがめちゃくちゃ曖昧でわかりにくいかなと思うんです。
たとえば次の2つ、どちらが浪費でどちらが自己投資かわかる人はいますか?
- 高級スーツや腕時計を買って、自信をつけて営業に挑む
- ジムに通って体を鍛え、健康を維持する
なんとなく②が自己投資っぽいですよね。
①は「見た目でやる気を高める」という言い訳ができるけど、本音のところでは「ただ欲しいものを買ってるだけ」のパターンが多いかなと。
なので結局のところ自己投資って、「これは将来のためだ」っていう自分への言い訳と紙一重なんですよ。
【実体験】同僚が「高いスーツは自己投資」と言い張った話
ちなみにここで少し僕の実体験のエピソードについてお話してみたいと思います。
これは僕の実体験です。
社会人3年目くらいの頃、同僚がこんなことを言っていました。
「安いスーツだと顧客に舐められる」「高いスーツを着てると自信がついて営業成績も上がる」
たしかに最初はなるほどと思いましたが、結果は特に目立った成績も出ず、むしろローン地獄に…。
そのスーツ代、自己投資だったんでしょうか?
僕には「浪費」だったようにしか見えませんでした。
って感じですね。
僕だけじゃなく皆さんの周りにも似たような人って1人ぐらいはいるのではないでしょうか?
浪費はダメ、ではない。でも「言い訳付きの浪費」は危険
ここで誤解してほしくないのは、「浪費=悪」ではないということ。
人間、多少の無駄遣いがないと生きててつまらないじゃないですか。
だから「高いもの買ってテンションが上がる」っていう感覚も、ちゃんと大事なんです。
ただし、「これは自己投資だ」と自分に言い訳しながら浪費するのはあまりよろしくない。
むしろ一番危険なぐらい。
なので言い訳しながら浪費するぐらいなら、堂々と「これは浪費だけど、欲しいから買った」と言えるかどうかは重要。
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「貯金は無駄」論の危うさと、4つのバランス
最後に、最近よく聞く「貯金は無駄」って考え方についてですが、これまでの話を総合するとやっぱり「貯金は重要」ということです。
- 「どうせ円安になる」 → 貯金の価値が減る
- 「インフレで価値が目減りする」 → 貯金の価値が減る
- 「今を楽しんだほうが得」 → 浪費したほうが楽しい
こういう意見、僕も一理あるとは思います。
でも、「貯金ゼロで全部自己投資」みたいな生き方は、心の余裕どころか不安だらけの人生に逆になりませんか?
逆に不安になってしまうぐらいなら最初からお金の使い方をバランスよく理解しておくことが重要じゃないかなと。
- 消費:必要最低限をしっかり管理
- 浪費:人生を彩る“遊び”として少しだけ
- 貯金:心の余裕を守る土台として
- 自己投資:未来の自分に返ってくる選択として
こういったところをちゃんと意識しておけば、「何にいくら使っても罪悪感がない」という状態になり、不安もだいぶ減っていくんじゃないかなと。
これこそが、「貯金=お金の余裕=心の余裕」だなと思っています。
【貯金は無駄なのか?】心の余裕がない人が貯金を始めるべき理由のまとめ

それでは最後に本日の記事のおさらいをしておきましょう。
本日の記事のおさらい
- 「貯金はしない方がいい?」とか「貯金は無駄!」という考えは捨てて素直に貯金するべき。
- 貯金がないことのデメリット4選
- 挑戦できない
- 短期的な行動しか取れなくなる
- 精神が安定しない
- 信用が得られない
- お金の使い道は大別すると4つ
- 消費
- 浪費
- 貯金・貯蓄
- 自己投資
- 浪費と自己投資を混同しないように
- 自己投資という言い訳で浪費していないか、冷静に見極めを。
最終的に伝えたいのは、「心の余裕=お金の余裕」というシンプルな構図。
そしてそのお金の余裕を支えているのが、「貯金」です。
なので貯金ていうのは「貯金=守り」ではなく、「貯金=攻めるための土台」みたいなイメージの方が皆さんもしっくりくるかなと。
なぜなら、貯金さえあればやりたいことができるし、いつでも辞めたい仕事を辞められる。
それになんと言っても自分らしく生きられる。
そんな人生の「選択権」を持つには、やはりお金の安心感が欠かせません。
そのためにもまずは、「自分のお金の使い方」をちゃんと理解して、貯金・消費・浪費・自己投資の4つをバランスよく整えることがまずは大切じゃないかなと。
焦らず、少しずつでOK。
お金に振り回される人生から、自分の意思で選べる人生へ。
心の余裕は、今日から作れます。
貯金するためにはまず収入を増やさないと
「お金の余裕=心の余裕」とは言っても、働く環境が地獄だったらどうしようもありません。
実際にブラック企業から脱出した僕が、「心の余裕が持てる転職」について語ってます。

貯金には支出を減らすのもかなり効果的
「貯金しろ」と言われても、そもそも余裕がないんだよ…という方はこちらの「【口コミあり】格安simが固定費削減には不可欠なので僕が厳選した7社紹介していきます【問題点も整理】」が参考になるはず。
僕自身がやってきた「ストレスを感じず、でも確実に支出を減らせる方法」です。
