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【うざいのか?】中間管理職のためのやばい新入社員の効率的な教育方法を解説します

中年サラリーマン

「また新入社員が辞めてしまった…。若い子への指導はかなり気を付けているのになぁ…。
給料とかは僕ではどうにもできないし…。なにがいけないんだろうか…?
誰か最近の若いことの指導方法を上手にまとめてくれている人はいないかなぁ。」

この記事でわかること

  • 効率的な新人の教育方法
    • 見込みのある人材に集中する
    • その他の人材には最小限のコストで対応する
    • フォロー施策として「瞬間的なOJT」を取り入れる

新入社員はすぐに辞める

新入社員などの若い世代の社員との付き合い方で苦戦している中高年の人ってかなり多いと思います。
実は僕も同じで中間管理職として数年、人材育成に悩み続けてきました。
そして気づいたのは、「全員を一律に育てようとすると、こちらのリソースがもたない」という現実です。

実際、最近の新入社員ってとにかくすぐに辞めちゃいます。
「少し指導したら辞める」とかは割とよくあって、他にも「職場の雰囲気が良くないから辞める」とか「ゴールデンウィーク明けはだるくて出社したくないから辞める」とか……。
理由が想像の斜め上すぎて、こちらが戸惑うほどです。

実際、厚生労働省のデータによると、新卒社員の3年以内離職率は約30%にものぼっています(2023年時点)。
この数字からも、「育てきる」ことより実際には教える側がしっかりと「選び抜く」ことが求められる時代になっているのかなって思っています。

でも、だからといって「根性が足りない」と一括りにしても、何も解決しません。
昭和、平成の時代であればこれで良かったのかもしれませんが、令和の時代ではこういった指導方法は全く響きません。

今の若手には今の教え方がある。
ということで今回の記事では僕自身の反省も込めて「効率的な新入社員の教え方」についてまとめてみました。

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ちなみにこの記事を読んでいる人はこちらの「30代、40代の転職は本当に地獄なのか?サラリーマンブログをやっている僕が実体験をもとに今の時代の転職について解説します」も参考にしています。

目次

うざくてやばい新入社員は「放っておく」のが一番の解決策

結論としては「見込みのある奴だけに力を入れる」ですね。
要は見込みのない奴は見出しの通り「放っておく」のが一番いいというです。

どういうことか?
順番に説明していきます。

見込みのない奴は切り捨てた方が効率的

少し強めに書きましたが、効率や合理性を考慮するとこういった考えの方がリソースを無駄にせずに済むし、何より心的ストレスも最小限で済む。

これを見た瞬間に、、

「え?!」

「なんか思っていたのと違う…」

って思われた人もいるのではないでしょうか?

教育するリソースにも限界がある

新入社員がどんなにうざくても、やばいやつでも今の社会では基本的に会社が新入社員をイチから教育し、一人前の社会人にしていく必要があります。
しかしこれってよくよく考えてみるとかなり大変だっただなと。

なぜなら新入社員も「人間」であり感情や性格があるから。
得意なことはもちろん苦手なことなども千差万別です。
もっと直接的な表現をするなら、優秀な人もいればその逆の人もいるということ。

こういった状況の中でも、すべての新入社員を平等に手塩にかけて育てることができれば、それが理想だと思います。

しかし、残念ながら現代の日本ではおそらくどの会社も人手不足。
そのため、新人教育に割ける十分なリソースが残されているという会社は言うまでもなく、ほとんどないのが実際のところではないかなと。

教える側の僕らも人間であるということ

そんな人手不足な状況の中で「すべての新入社員を平等に」という理想を追い求めるのは教える側の僕らにとってはかなり酷な話じゃないかなと。

それに新入社員の全員が従順というわけでもない。
「言うこと聞かない人」や「言ってもやらない人」なんてのはザラ。
教える側の僕らも当然人間ですから、こんかな酷な状況の中で新入社員の教育をしていると、いつかの日か破綻するのは目に見えています。

ではどうしたらいいか?
その答えが冒頭でお伝えした「見込みのある奴だけ力を入れる」ということです。

理想論に縛られ過ぎないように

教育にリソースが割けない以上、どこに力を集中させるかの選択がカギになってきます。

あくまでも僕の個人的な考えですが、仕事を教えているにもかかわらず、「言うこと聞かない人」や「言ってもやらない人(やれない人ではなく)」は迷わず切り捨てるべきかなと。
経験上、こういった人たちと信頼関係を築くのは難しいです。

例えば、挨拶があまり得意ではない人に「挨拶ぐらいちゃんとしよう」と指導するのは割と当たり前だと思います。
これでほとんどの人は「挨拶ぐらい」は改善してくれます。

しかし、中にはこの「挨拶」ですら、ろくに改善しない人もいます。
こういった指導に対して反応がない人には、世代や育ってきた環境以前にどうしても熱意を持てないのが本音って人は多いのではないでしょうか。

だからこそ、こういった時には「理想論に縛られない」したほうがいい。

こういう奴らを野放しにするのは危険

ただ「一緒に仕事したくない」「仕事を教えたくもない」という理由で新しく入ってくる人材を放置しすぎるのは危険なのも事実。
これではこっちの立場まで危うくなるから、あらかじめ対策をしておく必要はアリ。

実際の対策は記事の後半部分で説明していきます。

まとめると…

これまでの話をまとめると、うざくてやばい新入社員に対して「一緒に仕事したくない」「仕事を教えたくもない」という感情を抱くのは仕方ないので、そういった新入社員に対しては、信頼関係を築いていくまでもないかなと。

なぜなら、信頼関係以前に「言うこと聞かない人」「言ってもやらない人(やれない人ではなく)」には懇切丁寧に仕事を教えるリソースがある企業なんてあまりないし、そもそも教える側の僕たちも人間であるから。

それだったら、見込みのある人に集中したほうが何倍も効率がいいし、いい人材が育ってくれるのは明白じゃないかなと。
ただ、リソースを集中している人が辞めるってなると組織にはダメージが大きいですが、これはもはや仕方のないことと割り切るしかないので、逆に応援しておげましょう。

僕の経験上、これはこれでいい形かなと。

【うざい新入社員対策】○○をやっておかないと逆に教える側がやばい…

記事の前半部分では、新入社員を効率的に教育するには「見込みのある奴だけに力を入れる」のが教育リソースの最適化という観点でおすすめということをお伝えしました。

しかし、これだけだと組織としてはやや極端に見えてしまう可能性もあります。
こうなると組織の士気や公平感が失われてしまい、逆に上手く回らないケースはかなり多く見てきました。
なので基本的には見込みのある奴だけに力を入れつつ、補完的な教育方法として「全員に平等に教えている」風にしておく必要があったりします。

ということで記事の後半部分では新入社員の効率的な教育方法として補完的な方法を1つご紹介していきます。

双方にメリットがある「瞬間的なOJT」

OJTと聞くと「新入社員に付きっ切りで教育、指導をしなければならない…」っていうイメージの人もいると思います。
新入社員に付きっ切りで教育、指導することになると、どんなにそいつはうざくても、やばくても、常に一緒にいなければならず、心的なストレスはもちろん、なによりも自分の仕事が捗らない。

そこでおすすめなのが瞬間的なOJT。

「瞬間的なOJTってなんだよ!」言いたくなる人もいるかもですが、実はかなりシンプルで例えば「5分だけ付きっ切りで教える」みたいなイメージです。

瞬間的なOJTのイメージ

まあ、突然「瞬間的なOJT」って言われても「どうゆうこと?」って感じで意味不明ですよね。
そんな人のためにわかり易く例えるなら、次のようなイメージです。

たとえば、朝の5分で「今日のタスクの進め方」を一緒に確認 → 午後に結果確認 → フィードバック。

こんな感じのイメージですね。
実際、このくらいの「瞬間OJT」でも、かなり効果があります。

これの何がいいのか説明すると、単なるOJTとは異なり短い時間だけにリソースを集中できるので教える側、教えられる側の双方ともが集中できる。
そしてなにより常に一緒にいるわけではないので心的ストレスも最小限で済むからメリットが大きいかなと。

そもそもOJTは教えられる側だけでなく教える側の育成にもなるから教える相手がたとえ「言うこと聞かない人」「言ってもやらない人」であってもこの瞬間的なOJTで補完的な教育を定期的に行っておけば、多少は信頼関係が築けていくからいい。

瞬間的なOJTに重要なこと

  • インプットだけで終わらせず、教わったことのアウトプットの機会を設ける。
  • 最終的には「理解している=人に説明できる」
  • 仕事ぶりをできるだけその場で観察・記録し、即フィードバック
    • フィードバックは「誉め1:指摘1」が黄金比
  • シートやツールを使って「自分が何を習得して何が足りないか」を本人に可視化させることができれば尚良し

【うざいのか?】中間管理職のためのやばい新入社員の効率的な教育方法を解説しますのまとめ

まとめ

それでは最後に本日の記事のおさらいをしておきましょう。

本日の記事のおさらい

  • 見込みのある奴だけに集中して教育していく
  • 見込みのない奴は容赦なく切り捨てる
  • 切り捨てるにもやり方が重要
    • 補完的な教育で「全員に平等に教えている」風にしておかないと士気や公平感が損なわれる。
    • おすすめは「瞬間的なOJT」
    • 瞬間的なOJTの重要な点は次の通り
      • インプットだけで終わらせず、教わったことのアウトプットの機会を設ける。
      • 最終的には「理解している=人に説明できる」
      • 仕事ぶりをできるだけその場で観察・記録し、即フィードバック
      • シートやツールを使って「自分が何を習得して何が足りないか」を本人に可視化させることができれば尚良し

見込みのある人に集中するのは戦略的に正解な場面も多いです。
しかしそれを組織として「表に出さない工夫」は必ず必要。
そうしないとチームの士気や公平感が損なわれ、組織は破綻していくのは明白です。

だからこそ、「表に出さない工夫」と合わせて「全員に最低限のチャンスを与える工夫」を組み合わせ、どんなにやばくてうざい新入社員が入ってきたとして対応できる体制と心の準備をしておきましょう。

新人教育に悩むのは普通のこと

どんなにうざくても、やばいやつでも新人教育を上司から押し付けられたら断れないのが日本の会社だと思います。

日本の新人教育っていまだに属人的でブラック寄りな仕組みが多いんですよね。
そのせいで新人教育自体がプレッシャーとなって疲れてしまったり、そもそも新人の成長の実感できず教える側が自信を失ってしまったり…、なんてことは割とよくありますよね。

実際、僕も30代前半の頃はみなさんと同じように「もう無理かも…」と悩み続けていました。

そんな中で転職を決意した経験が、こちらの「30代、40代の転職は本当に地獄なのか?サラリーマンブログをやっている僕が実体験をもとに今の時代の転職について解説します」にまとまっています。
この機会に是非!!

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この記事を書いた人

本業ではサラリーマンとして10年以上働いています。
毎日終電帰宅の超絶ブラック職場から毎日定時帰宅のホワイト職場への転職歴あり。ホワイト職場で今の妻と出会い社内結婚。ホワイト職場では優秀社員として受賞歴あり。
そんなサラリーマンの酸いも甘いも味わった僕が、このブログ通して30代の男性サラリーマンに有益な情報を発信していきます。

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